2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

独断と偏見で選ぶこの世で最も心に響く名曲10選(その10)<妙なる静謐:バッハの「音楽の捧げもの」より”6声のリチェルカーレ”>

今月(7月)ライプツィヒへ語学留学に行った娘より、メールで左の写真が送られてきました。ご存知のとおり、ライプツィヒはバッハゆかりの地で、彼は1723年から1750年の逝去までライプツィヒに在住し、トーマス・カントルの地位にありました。その職務として…

独断と偏見で選ぶこの世で最も心に響く名曲10選(その9)<山崎ハコの「白い花」と、中島みゆきの「エレーン」>(続)

(承前) 中島みゆきでは、アルバム「寒水魚」が出た頃、行きつけのレコード店で、顔なじみの店主のお嬢さんに、”中島みゆきのLPを全部下さい。”と言って目を丸くされたことを覚えています。それはそうでしょう、普通は40過ぎの親父が買い求めるようなもので…

独断と偏見で選ぶこの世で最も心に響く名曲10選(その9)<山崎ハコの「白い花」と、中島みゆきの「エレーン」>

何と軟弱な少女趣味か、と嗤われそうですが、この二人の歌手こそ過ぎ去った20世紀の日本において、私の魂の最深部を撃った忘れることのできない歌手なのです。もちろん何十年、いや実感的には何百年も前のことのように思われます。それは日本がバブルを迎え…

独断と偏見で選ぶこの世で最も心に響く名曲10選(その8)<大いなる眠りを誘う、シューベルトのピアノ・ソナタ第21番D.960「遺作」>

いつの頃かもう忘れましたが(10年以上は経っているでしょう)、毎夜床に就くときに、スヴャトスラフ・リヒテルの弾くシューベルトのピアノ・ソナタの第21番「遺作」(FM放送からエアチエックしたもの)を、枕元のラジカセで聴きながら眠るという一時期が…