ベルリン・フィルハーモニーホールのクラウディオ・アバドとマウリツィオ・ポリーニ<続・ベルリンの娘からの便り>
ベルリン在住の娘から、5月15日のベルリン・フィルハーモニーの演奏会の様子がスナップ写真とともにメールで届きました。
クラウディオ・アバド指揮のベルリン・フィルハーモニー・オーケストラの演奏で、ピアノがマウリツィオ・ポリーニということでした。(32ユーロだったそうです。安い!)
プログラムは、モーツァルトの<ピアノ協奏曲第17番K453>と、マーラーの<交響曲第10番(デリック・クック版)>で、以下のようなメモが添えられていました。
「アバドとポリーニは息ぴったりという感じですごくよかったです。1と2楽章の間のちょっとした間のときに、ポリーニがオケの方をにこやかにうなずきながら見わたしていたのがとてもいい感じで、観客も和みました。
最後の曲、マーラーが終わり、何回もの指揮者の挨拶(出入り)や花束贈呈も終り、オケもみんな退場して普通ならこれで終わるのに、まだ一部の客からブラボーと拍手は止みません・・・。こんなのは初めてでした。そしたら最後にまたアバドが一人で出て来てくれました。さすがに大人気なのですね。」
前の常任指揮者アバドに対するベルリン市民の敬意と感謝をこめた暖かい歓迎ぶりがよく分かります。
ポリーニのソロ・リサイタルが次の火曜日にあるそうで、これも聴きに行った後に報告が入ると思います。
以下は送られてきた写真です。左下は大ホールの様子、右下はロビーの大勢の聴衆の様子です。
また、左下はアバドとポリーニ、右下は演奏終了後に姿を見せたアバドです。